今の時期、道ばたでこんなきれいな花を見たことがありませんか?
街で聞くと「マリーゴールドに似てる?」「河川敷でよく見るような…」「有名な花ですか?」との声が聞かれました。

鮮やかすぎるほどの黄色は目を引きますが、「オオキンケイギク」という名のこの花、実は特定外来生物なんです。
そもそもどんな植物なのでしょうか?

特徴は以下のとおり。
・北アメリカ原産のキク科の多年草
・草丈は30〜70cm
・開花期は5〜7月
・結実期は6〜9月
・花びらは黄橙色で先端は不規則に分かれる
・八重咲き(花びら重なって咲く)の花もある
・葉は細長いヘラ状で白い毛が生えている
・一見コスモスのようですが、違う花

なぜ広まったのかというと、明治中期に観賞・緑化用として持ち込まれたものが定着しました。
繁殖力が強く、生態系に重大な影響を及ぼすため2006年に「特定外来生物」に指定
これに指定されると、栽培、保管、生きたまま運搬、販売、輸入、植える、野外に放す、まく等が外来生物法により原則禁止されます。故意に広めた場合は、罰則の可能性もあります。(個人で最大300万円以下の罰金、もしくは3年以下の懲役)