バッタやキリギリスなど、さまざまな虫が見つかりました。山口県宇部市で9日、児童が水辺の環境を知ろうと虫取りを楽しみました。

里山ビオトープ二俣瀬で虫取りを楽しんだのは、山口県宇部市の川上小学校の1年生56人です。宇部市が取り組む「環境教育・学習ビジョン」のプログラムの一環です。

「里山ビオトープ二俣瀬」は、25年前に地域の人たちによって整備され、草地やため池などにさまざまな種類の草花や生き物が生息しています。今の時期はバッタやキリギリス、赤トンボなどが多く見られるそうで、子どもたちは夢中になって虫を探していました。
環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されているベニイトトンボを捕まえた子どももいました。

児童
「葉っぱのところに隠れてた」
山口むしの会 管哲郎さんは
「現地で、子どもたちに体験させるというは素晴らしいこと。昆虫たちと共存してくことを考えるきっかけにもなるのでは」
と話していました。
子どもたちはさまざまな虫に触れることで、自然の大切さを感じているようでした。