山口県山陽小野田市の山口東京理科大学に、県内では唯一、全国的にも珍しい部活動があります。狩猟部です。イノシシやシカなど野生動物による農産物への被害が増えるとともにジビエへの注目度も高まっています。そうした中、活動する大学「狩猟部」に密着しました。

免許取得し、わなの設置も

箱わなを設置するメンバーたち
「そこに入れたら…そうそう、あんまりかけちゃいけないわけね、かけすぎると反応が悪くなる…」

山口県宇部市の山間部。イノシシ用の箱わなを設置しているのは、山陽小野田市にある山口東京理科大学・狩猟部のメンバーです。狩猟部は2021年にサークルとして誕生し、1年後に正式に部となりました。部員は女性5人を含む24人。部長の義岡士門さんを中心に活動をしています。

狩猟やジビエへの理解を深めてもらおうと、イベントなどに積極的に参加してきました。部員7人は、くくりわなや箱わななどの免許を取得し、実際に狩猟にも取り組んできました。

狩猟部を創部した田村新之助元部長
「狩猟って大人の人が多いイメージですよね。高齢者の方とか…若い世代がなかなかなじみのない世界なので、せっかく自分が興味をもって狩猟やるんだったら周りも引き込んで一緒にやりたいなと思って狩猟部を作りました」