山口市の団体が、ふるさとをよりよくしようと頑張る個人や団体に贈られる「ふるさとづくり大賞」で優秀賞を受賞しました。
山口市阿東の「ほほえみの郷トイトイ」関係者が伊藤市長を訪れ、「ふるさとづくり大賞」の優秀賞受賞を報告しました。
住民が主体となって地域の課題解決に取り組んでいることなどが評価されました。トイトイは、地域に唯一のスーパーが無くなったことをきっかけに、交流拠点としての活動を始めました。

高齢化が進む中、「買い物に行きたくてもいけない」という声から、家の近くまで食品などを届ける移動販売事業をスタート。
地域の声を聞きながら活動の幅を広げ、今は2台の移動販売車で1日100軒ほどの家を回っています。
移動販売の利用者
「来てくれてじゃけ助かりますね。ずっと1人でしょ、買い物は行かれん、ちょっと散歩で車ついて歩くくらいでね、歩けんから」

山間部ではスーパーなどの店が少なくなっていく中、運転免許を返納し、移動手段を持たない人が増えています。移動販売車が家の近くまで来ることで、地域の買い物機能だけでなく、高齢者の見守り機能も担っています。
移動販売の利用者「来てもらえるから、助かるよね。生活の一部になってるよもう」

地域の人たちにとって「ご近所以上、親戚未満の存在」を目指し、持続可能な地域づくりを進めています。
ほほえみの郷トイトイ 長安正巳理事長
「一緒になって暮らしていける、暮らすのに大変なことは何でも相談してよっていうような、気軽な気持ちでおつきあいできればと思っております」
「じゃあまた来週ね、ありがとうございました」
トイトイでは今後、子育て世帯の移住も進めたいと意気込んでいます。













