23日午後6時40分。そこにはひたすら鉄棒と向き合い続けた安達さんがいました。
開始8時間で手袋は破れました。
10時間を過ぎた頃には大好きなチョコレートものどを通らなくなったといいます。
痛めた右肩をかばうようにしていた左手首には何度もテーピングが巻かれました。
それでもひたすら体を持ち上げ続けました。
応援の人たちのカウントダウンとともに…24時間懸垂チャレンジは終了しました。
24時間でいったい何回の懸垂をしたのでしょうか。注目の回数は…

8940回!
まだ申請をしておらず、正式な認定を待たなければいけませんが、現場でのカウントでは、世界記録8600回を340回超えました。
同僚が花束を手渡して祝福します。
安達健太さん
「本当にうれしいのひと言。ただ、自分ひとりでは何もできなかったので、忙しい中応援にきてくださった方、準備を手伝ってくださった方にこの姿を見せることができて、今はほっとしています。僕みたいな小さな人間をこれだけ多くの方が手伝ってくれて支えてくれたのは本当に幸せなことだと思います。最初は達成できるか、とても不安だったんですけど、達成した瞬間は本当に涙が出そうなくらいうれしかったです」
今の体のコンディションを聞かれると…「しばらく懸垂は封印しようかな」と正直な声も漏れました。
準備が整いしだいギネス世界記録への申請の手続きをするということです。