ポイントになった柚凪ちゃん(6)の言動 子どもを守るために効果的なことは…

子どもの心理に詳しい専門家は、柚凪ちゃんの言動が女の子を動揺させないための一つのポイントになったと分析します。

東北文教大学・永盛善博 准教授「娘さんが、知らない子が入ってきた時にパニックにならなかったことが結構大きい。一番、その場において混乱しているのは誰かというと、その迷子になった子どもだということを多分、お子さんが理解していたのかなって」

そして、解決の糸口となった「名札の裏」に書かれていた保護者の連絡先。

個人情報の観点から懸念する人もいるそうですが、専門家は「子どもの命を守るためには効果的だ」と評価します。

そして、こんなポイントも。

東北文教大学・永盛善博 准教授:「迷子を想定するのならば、例えばカバンの内側とか、服に名前と保護者の電話番号だったり(書く)。そこまでわざわざして(カバンなど)開けてくる不審者って多分いないと思うので。(子どもの)名前は見せない。でも必要な時にわかるように、どこかに名前と連絡先は保持しておく

子どもの命を守るために、私たち大人がやるべきこと。

佳奈さんは至ってシンプルなことだと話します。

迷子を保護した・加藤佳奈さん「(迷子のような子がいたら)『こんにちは』と声をかけてみるということが一つの手だと思っている。勇気はいるとおもうんですけど、少し勇気があったらきっと街全体で子どもたちを守ったり、そういうところでつながりをつくっていけると思います」

2人には警察から感謝状が贈られました。