続いては、子どもを危険から守る方法を考えます。
今年8月、山形県東根市の親子が迷子の女の子を保護し、警察から感謝状が贈られました。家の中に迷い込んできた、見知らぬ女の子。その時、親子がとった行動とは?
「こんにちは~!」

迎えてくれたのは、山形県東根市に住む保育士の加藤佳奈さん(31)と、娘で6歳の柚凪ちゃんです。
2人は、今年8月、家族から行方不明者届が出されていた女の子を保護しました。
それは、佳奈さんが夕飯の支度をしていた時でした。

迷子を保護した・加藤佳奈さん:「フッとリビングのドアが開いたので娘がトイレに行ったのかなと思って覗いたら、知らない子が立っている状態で…『どちらさんでしょうか?』と第一声…」
たまたま開いていた玄関から迷い込んできた、柚凪ちゃん(6)くらいの歳の女の子。佳奈さんは、すぐに違和感を覚えたと話します。

迷子を保護した・加藤佳奈さん:「靴下がすごく汚れていて、玄関を見たら靴がなかったので、きっと靴下のまま出てきた子なのかなと」
名前を聞こうにも、「迷子」とみられる女の子は、言葉を話すことができませんでした。
そこで…。
迷子を保護した・加藤佳奈さん:「『名札ちょっと見せてもらうね』と声をかけたら、そのまま動かずに待っててくれたので、とりあえず一つの手がかりとして一番最初に確認してみようと思って」
とっさに見たのは、女の子の胸についていた、名札の「裏」。