兵頭気象予報士:
異例の早さでの東北南部の『梅雨明け』の発表ということで
私自身もまさか今日発表があるとは思っていなかったので非常に驚いたんですけども、
気象庁では、『その日までの天候の状況』そして『その先1週間程度の天気』を見ながら
梅雨入りや梅雨明けの発表していきます。

午前11時、気象庁発表の東北南部の週間予報なんですが、
明日以降、晴れや曇りの天気が続くということで、このタイミングでの梅雨明けの発表となったようですね。

ところで矢野さん、梅雨明けというと、この後どんなお天気を想像しますか?

矢野アナウンサー:
そうですね。
日差しが強かったり、あとはからっとした暑さっていうのがイメージとしてありますね。

兵頭気象予報士:
はいそうですよね。もう夏が来たということで、
やはり梅雨の時期と違うのは2つポイントがあって、皆さん多く感じられるのは、
この『大雨の時期が過ぎた』ということ。
もう1つは『これから暑くなる』ということ。
これを強く感じられるんじゃないかなと思うんです。

その点に関して、私自身なりに考えてみますと、
このタイミングでの梅雨明け発表はもう少し正直待っても良かったんじゃないかなと思うんですよね。

こちらなんですがオレンジ色のところが、太平洋高気圧です。
そしてこの黄色や青の表示は雨雲を表しています。

時間を進めていきますと太平洋高気圧が大きく張り出してくるんですが、
今週末から段々としぼんでいくんですね。

そして、この雨雲が来週、東北地方にも次々と流れ込んでくる予想となっているんです。

ですから『夏になったから雨の時期が終わった』と思うのは少し早いんではないかなと思うわけですよね。

一方で、『暑さ』についてなんですが、
この梅雨明けしたということでもう真夏の暑さが、実際今も続いていますよね。

非常に暑い状態で、今日TUYのまとめ(午後4時現在)では
熱中症もしくはその疑いで20代から90代までの5人が病院に搬送されたということなんですね。
酒田市の60代の男性は自宅で脱水症状に、
また上山市の20代と30代の2人が仕事中にめまいなどの症状で搬送されたということで、
この暑さへの警戒ということを、気象庁は特に重視したのではないかなというのが
私の個人の見解です。

ちなみに、この発表された梅雨入り梅雨明けというのは実は速報値でして、
秋頃にまた再び修正をされることがあるんですね。
またこれは変わってくるかもしれません。

いずれにいたしましても、この猛烈な暑さですね、今週末も暑くなりますから警戒感を高めつつ、そして来週以降も雨の可能性ありますので、大雨への備えもぜひ忘れないようにしていただきたいと思います。