懲役2年、執行猶予3年の有罪判決。元警察官の男性は、髪を短く整えスーツにマスク姿で証言台に立ち、頷きながら判決を聞いていました。

真室川駐在所

今年4月、山形県真室川町の駐在所で当時、山形県警の巡査だった男性(31)が拳銃を誤発射し、妻が全治5日のかすり傷を負った事件がありました(事件後、男性は依願退職)。銃刀法違反と業務上過失傷害の罪に問われた男性の裁判は今年10月に始まりました。

初公判。スーツに身を包んで弁護士や実の父親と一緒に入廷した男性は、証言台に立つと、まっすぐ前を向きながら起訴内容について「何も間違いありません」と答えました。

拳銃の誤発射に至るまでに何があったのか。検察側の冒頭陳述で経緯が説明されました。