大雨の際、相次ぐのがアンダーパスでの車の水没です。
なぜ水没してしまうのか、そして、運転の際に注意するポイントは。専門家に聞きました。

なぜ冠水のアンダーパスで水没してしまう?

報告・深田倫寛「こちら山形県天童市の線路の下を通る道路です。ちょうど赤いラインの下の色が変わっています。あのあたりまで浸水したと思われます」

水に浸かり、動けなくなった車。

これは6月28日に山形県天童市内のアンダーパスで撮影された写真です。

多くの雨が降ったこの日、山形県内では車の水没が相次ぎ、JAF山形支部では8件の出動があったということです。

JAF山形支部・野川 智伸さん「夜になると(水の)高さがはっきりわからないのが原因。ほかの方が走っているので行けるかなとか、自分もこのぐらいならいけるのではないかということが原因にある」

あっという間に動けなくなる車…水深60センチでは10メートルで停止

こちらは水がたまったアンダーパスを車が走行する実験動画です。

水深60センチを時速30キロで走行すると…。

10メートルほどの地点であっという間に動けなくなってしまいました。

そもそも、車が水に浸かると、どうして動けなくなってしまうのでしょうか。

JAF山形支部・野川 智伸さん
(Q壊れてしまう理由は?)「エンジンルームに空気を取り入れるところがあるのですが、その部分から水が入ってエンジンが壊れて止まってしまう。
この部分からこういってエアクリーナーを通って、エンジンに水が入ってきます。
この高さまで水が来ると水が中に入っていってしまう可能性があります」