出会い求める理由…「実際に見てもらうまでは全然分からなくて」
工芸コース・金工専攻 川村草太郎さん「自分が作った作品が、人が見た時に表わしたいことを受け止めてもらえるのか、実際に見てもらうまでは全然分からなくて、こういう機会はすごく大事」

ホールの一角に、趣きの違う空間が。実はこれも作品の一つなんです。
陶芸専攻の井上さん。
「器で、食卓に彩りを添えたい」そんな思いを形にした作品「幸卓」です。

来場者「いいね~これも作品?」
ここで、一つの出会いが。
来場者(Q:どうですか?)「いいですね、すごく手になじむ。本当に心が伝わってくる、作っている方の心が伝わってくる」
美術科 工芸コース・陶芸専攻 井上世翔さん
「純粋にこういう風に言ってもらえてうれしい。すごく作って良かった」
こんな出会いがあった人も。
来場者「欲しくなっちゃうよな」(普段晩酌する?)「好きですね。機会があったら今度つくってみたい、形だけでも真似して」
(これも一つの出会い?)「観に来なかったら始まらない」
アジサイを囲む万華鏡。
中を覗くと、きらきらと光る美しい模様が。

美術科 工芸コース・漆芸専攻 髙橋冴さん「筒の側面の青い部分を漆で作っている」

凹凸を生み出すのは、漆に卵白を混ぜた絞漆。
何度も塗り重ねることで、独特の模様を生み出します。
うるしを使った漆芸を学ぶ髙橋さんは、今回の作品展で、初めて万華鏡に挑戦しました。
美術科 工芸コース・漆芸専攻 髙橋冴さん
(今後どんなことに挑戦したい?)
「また万華鏡を作りたい」
(万華鏡の魅力にはまっている?)
「そうですね。制作中も楽しんでできたので、また創作したい」
街に飛び出した、芸術家の卵たち。
多くの学びと、気づきがあったようです。
芸術学部 美術科テキスタイルコース3年 柏葉歩未さん
「たくさんの方々と出会えたのはもちろん、新たな自分と出会えたのも大きな成長につながった」
