続いては「やまがたStep!」です。

芸術を学ぶ学生が自分たちの手で創り上げる作品展が、山形市で開かれています。

街に飛び出した、学生たちの新たな一歩に密着しました。

報告・矢野秀樹「好奇心の扉が今、開かれました。山形の特産品ラ・フランスが案内のサインになっています。入口から山形色全開ですね」

6月21日に、山形市のやまぎん県民ホールで始まった「GROUND WARE 2023」。

工芸や織物などを学ぶ、東北芸術工科大学の学生が中心となり、企画から作品制作まで準備を進めてきました。

テーマは『まわる、めぐる。いつもより出会える』 新たな出会いを生み出したい

芸術学部・美術科テキスタイルコース3年 柏葉歩未さん
「今回の作品展のコンセプトは『まわる、めぐる。いつもより出会える』。たくさんの方々が会場に足を運んでもらうことによって新たな出会いを生み出そうという目標」

紅花を飾る船のような器に、真っ赤に輝くさくらんぼ。

コンサートホールの空間を生かした作品が、30点以上展示されています。

来場者「芸工大は山の上にあるので、ちょっと立ち寄ったり合間に観られるのは良い」

この日行われていたのは、作品の魅力を解説するツアーです。

参加者と一緒につくる、初めての試み。

これも学びです。

参加者「説明上手だね すごい!自分の考えも言えるし」

ガイドを務めたのは、金属加工を学ぶ川村さんです。

これまではアクセサリーなどを手掛けてきましたが、今回挑戦したのは"風の可視化"。

工芸コース・金工専攻 川村草太郎さん「一番山形の良い所として思い浮かんだのが『山形の風』。すごく癒される。思いつめた時とかも風が励ましてくれる」

学生たちが「出会い」を求めた理由、それは。