「もっと短期間で元気に…」活動を始めたのは小児がんと闘った女子高校生

平田寧々さん「治療の研究とか薬の開発が進めばもっと短期間で元気になることができたり、もとの生活に戻れたりするのかなって思うと、このレモネードスタンドプロジェクトの活動の原動力、一番の原動力は、そこです」

この活動を始めた、山形市の高校生・平田寧々さんです。

実は…。

平田寧々さん「ランゲルハンス細胞組織球症というとっても珍しい病気で。100万人に5、6人とかの珍しい病気」

寧々さんもまた、小学生の時、小児がんと闘っていました。

山形大学医学部附属病院によりますと、一般的に、小児がんは、思春期までに発症する白血病など様々ながんのことで、山形県内でも、年間10人前後が発症しているということです。

医学の進歩で、患者のおよそ8割が完治するようになりました。

しかしその半面、治療費も高額になり、成人したあとも再発の恐れがあることから、"長い目"で向き合っていく必要がある病気です。

寧々さんは、およそ1年の治療で症状がみられなくなる「寛解(かんかい)」まで回復しましたが…。