結城アナウンサー:
東日本大震災から明日で12年となります。そこで今日は地震のときの行動を考えたいと思います。

改めて、東日本大震災、非常に大きな地震でした。山形県内でも最大震度5強を観測しています。
12年前、どのくらい揺れたのか皆さんは覚えているでしょうか?私も改めてその揺れを体験してきました。

山形市の西消防署に隣接する市民防災センター。誰でも体験できる装置を使って東日本大震災の揺れを再現してもらいました。

地震を体験する装置に乗ると…

結城アナ:「私もあのとき山形市にいましたけれども、確かに山形市にいる状態でも、足首をつかまれて、そして左右に大きく寄せられるような、そんな夜だったことを思い出しました」
結城アナ:「うわ、まってまって…こんな揺れ、汗かいてきた」

係員「はい終了です。お疲れ様でした」

結城アナ:「ありがとうございました。ゾクッとするような、そんな感覚になりました。10年以上経つとあの感覚を忘れていたなって改めて思いました」

山形市市民防災センター・高橋伸治さん「地震は予告なしで来る。地震が発生した時の行動をどうするか。避難する場所を家族でどこに避難するかを確認し合ってほしい」

正直私も、もう何もできなかったことを改めて思い出したという、そういうレベルでした。
だからこそ行動を考える必要があると思います。

こちらをご覧ください。地震のときの行動です。
室内にいるときはまず身の安全を図ってください。
それ以降はご覧の数字の順番が優先順位です。

1.身の安全を守る 2.火の始末 3.扉を開けて出口確保 
4.火が出たら消火 5.外へ逃げる時は慌てない

そして屋外にいる際はとにかく危険な場所から離れてください。さらに避難は徒歩で行うようにしましょう。

何よりも大事なのは津波に対しての注意です。
とにかく津波は早いです。遠くではなく高く逃げてください。そして川には近づかないようにしてほしいと思います。

山形で今後起きる可能性がある地震、実は最大で震度7程度という試算が出ています。
山形県のホームページでは、地震ハザードマップを見ることができます。ご自身の住んでいる場所がどれぐらい地震のリスクがあるのかを確認できます。

そして地震から12年も経っていると、本当に忘れてることが多いと思います。
いつ来てもおかしくないという心構えを改めて持ちましょう。
そして、家族や友人と、もしものときの行動について話し合う。

今日は、明日で東日本大震災から12年という日ですから、今日あるいはこの週末はそういった特別な家族友人との時間にしてほしいと思いました。