山形でデザインを学ぶ学生の卒業制作展が、10日、山形市で始まりました。
山形市の山形美術館では、10日から、山形デザイン専門学校で学ぶ学生28人の卒業制作が展示されています。

こちらは、動物とダジャレを組み合わせたかわいらしいキーホルダー。


学んだデザインの技術と、個性がいかされています。
山形デザイン専門学校環境デザイン科2年・井上颯希さん(東根市在住)「(東根駅)は、昔から親しんでいた駅だったので駅にもっと人を集めたい、もっと知ってほしいと思って」

テーマを、慣れ親しんだ地元の駅に決めた井上さん。思い出がつまった場所ですが…。
井上颯希さん「(駅の周辺が)人が使う場所もあまりなく、駅の利用者も少なくなってしまってちょっと残念」
そこで、カフェや図書館などを併設し、地元の人が集える交流施設を考えました。

報告・矢野秀樹「考えたのは、建物の外観だけではない。スマートフォンを使うと中に潜入できちゃうんです」

VRバーチャル・リアリティを使って、中も覗いてほしいと話す井上さん。
こだわりのポイントは?

井上颯希さん「線路の真上にあるグラスギャラリーという空間で下に通っている電車が見えたり、ガラスの空間なので人が宙に浮いているように外から見えるような形になっている」

技術と個性が詰まった卒業制作展は、12日まで開催されています。
