岸田総理はきょう(20日)、新型コロナの感染症法上の位置づけを季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を表明しました。
感染対策が大きく転換される新型コロナ。
山形県で街の人や専門家の声を聞きました。
岸田総理「原則としてこの春に、5類感染症とする方向で専門家に議論していただきたい」
新型コロナの感染症法上の扱いは、現在、対策が結核などとほぼ同じ、「2類相当」となっています。

岸田総理はきょう、この春に季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を確認し、関係閣僚に具体的な対応を検討するよう指示しました。

「5類」に移行した場合、感染者や濃厚接触者の待機措置はなくなります。屋内でのマスク着用は、原則不要とする方向で調整されています。医療費は、当面、公費負担が続きますが、将来的には自己負担も含めた形に移行する予定です。
報告・鈴木竜弘「コロナ禍になって3年。この春から感染対策が大きく転換される見通しとなりました。県民の皆さんはどう受け止めているんでしょうか?」
―待機措置なし
70代男性「今のところまだちょっと心配があるので、もうちょっと(待機措置が)あったほうがいい」
20代女子「同じことをやっていても意味がないと思うので、(待機措置なしは)ありと思う」
―マスク原則不要
30代女性「私個人はちょっといや。Q3年間マスクしていて外すのは?ちょっと抵抗がある」
20代女性「海外はもうマスクをしていない国もあると思うので、そんなにきっちり決めなくともいい」
10代男性「マスクをつけることを強いる文化が浸透してしまったので、マスクは外せない」
―医療費公費から段階的に自己負担
70代男性「コロナはなくならないと思うので、それはしょうがない」
10代男性「今まで(コロナに)かかったことがない人が、これから自己負担になると不平等じゃないか」
感染症の専門家は、新型コロナが5類に移行したあとの対応について「人それぞれでいい」と話します。
山形大学医学部附属病院・森兼啓太教授「(新型コロナとの)向き合い方を急に変える必要はないし、もちろん変えたいと思う人は変えても構わないが、それぞれが自分の考えでこの病気と向き合っていけばいいのではないか」







