■ 飲酒・速度の「危険運転」基準が具体化

これまで具体的な数値基準がなく、適用を巡って議論となってきた危険運転致死傷罪の要件見直しに向け、次の数値基準が示されました。

・飲酒量:呼気1リットルあたり0.5mgを危険運転の判断基準とする。

・速度超過:最高速度が時速70km以上の道路→制限速度を60km上回った場合。最高速度が時速60km以下の道路→制限速度を50km上回った場合を判断基準とする。

この試案は、危険運転の成立要件に客観的な数値などを導入し、法の解釈をしやすくする狙いがあります。