東北北部では、非常に激しい雨の降るおそれはなくなりましたが、地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。21日昼前にかけて、大雨による土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。
[気象概況]
前線が日本海から東北地方を通って、日本の東にのびており、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいます。東北北部では、21日5時までの48時間降水量が300ミリ以上となり、8月の平年の1か月の降水量を超える記録的な大雨となっている所があり、大雨災害の危険度が高まっている所があります。21日は前線が東北地方をゆっくり南下し、東北地方では大気の非常に不安定な状況が続くでしょう。
このため、東北地方では、強い雨が降り、雷を伴う所もある見込みです。また、東北地方では24日頃は、再び低気圧や前線の影響で、日本海側を中心に警報級の大雨となる可能性があります。
[防災事項]
これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所や増水している河川があるため、少しの雨でも大雨災害の危険度が高まるおそれがあります。
東北北部では、21日昼前にかけて、大雨による土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。
また、東北地方では、21日朝にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうによる農作物や農業施設等への被害に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
