鳥インフルエンザや豚熱など、家畜に感染する病気への対応を学んでもらおうと、きょう、防疫演習が行われました。

この演習は、鳥インフルエンザや豚熱が発生した時に迅速な対応をとるために毎年行われていて、県や市、食肉を扱う業者などおよそ50人が参加しました。

殺処分「ガス注入します。1,2,3,4,5」

こちらは殺処分の手順です。全国では去年10月から今年5月までに、鳥インフルエンザが51件発生しニワトリおよそ932万羽が殺処分されています。

また豚熱は2018年の9月から99件発生し、豚およそ43万頭が殺処分されているということです。

県内でも2022年12月に鶴岡市で鳥インフルエンザが確認されていることから、参加した人たちは防護服の着方や、感染拡大を防ぐために家畜を処分する方法を確認していました。

参加者「他に被害を出してはいけないという衛生観念がとても強いと思った。その場所になったら心が痛むとは思うが、他の家畜への感染を防ぐうえでも大事な作業だと思うので、心を引き締めてその場になったら頑張りたいと思う」

県庄内総合支庁 家畜保健衛生課 細川みえ課長「発生は突然の出来事ということで、防ぎきれない事例もございますのでそういう時が来た場合、速やかに対応していただけるように日頃から頭の片隅にこういうことをやる必要があると認識していただければと思う」

庄内総合支庁では今後も防疫演習を行ない、もしもの時に備えるという事です。