大きな話をされると、実感がない分だまされてしまうのでしょうか。10代の女性がSNS型ロマンス詐欺の被害にあいました。
警察によりますと、ことし4月下旬、山形市の10代女性はSNSを通じて「瞳輝」という男性を名乗るアカウントと知り合いました。
インスタグラムでやり取りをするうちに親近感を抱くようになり、音声通話をした際、瞳輝から「埼玉県大宮で3店舗の飲食店を経営している」などと素性に関する話をされたといいます。
そして「元従業員から売り上げ金2億4000万円を持ち逃げされた」などと言われたあと、「生活するお金がない」「10万円でいいから貸してくれないか、必ず返す」などと言われ、LINEでのやりとりを提案されました。
LINEで運転免許証の画像を送ってきたことから女性は瞳輝を信じ、4月30日から5月1日までの間、3回にわたり、指定された電子マネーのアカウントや銀行口座に、あわせておよそ11万円分の電子マネーと現金を送りました。
5月7日にカネを返すと言われていたということですが、その後連絡がつかなくなったことから詐欺に気が付きました。
警察によると、顔写真などが送られてきたことから信用する事例が多いとのことですが、警察は会ったこともない人からカネの話が出たら信用しないよう呼びかけています。