高畠町が発注した橋の補修設計業務に絡む官製談合事件で、業者から100万円を受け取り加重収賄などの罪で有罪判決を受けた町の係長が先月28日付けで失職したことがわかりました。
失職したのは、高畠町総務課付けの係長です。
去年11月、当時、建設課にいた元係長は橋の補修設計業務の入札に絡み、業者の社長に非公開の予定価格を教え、その見返りとして現金およそ100万円を受け取ったとして、先月、懲役2年6か月、執行猶予4年、追徴金およそ100万円の有罪判決を受けました。

町によりますと、元係長は控訴せず先月28日に有罪判決が確定したため地方公務員法に基づき失職しました。
また、町は、監督責任として、きのう付けで建設課の課長を減給10分の1の懲戒処分に、当時の建設課長補佐を訓告処分としたことを発表しました。

髙梨町長は、「信頼を損なう結果となり、町民の皆様に心よりお詫びを申し上げます。このような事態を繰り返さぬよう、引き続き職員の法令遵守及び綱紀粛正の徹底を図り、信頼回復に向けて全力で取り組んでまいります」とコメントしています。