山形県は、今年4月からの天候不良によるさくらんぼなどの減収被害を受けた農家などを支援するため、運転資金の融資をきょうから開始すると発表しました。

金利は県と市町村が一部を負担し、農家の負担軽減をはかっています。

この融資は、天候不良により被害を受けた農家などの生産の継続と経営の安定を目的としたものです。

融資を受けられるのは、農作物の減収量が30%以上、かつ減収による損失額が平年の農業総収入の10%以上の農家などです。

融資の概要は、果樹栽培者(果樹収入が5割以上)は最大500万円、一般農業者(果樹収入が5割未満)は最大200万円などとなっているほか、法人は最大2500万円まで融資を受けられます。

返済期限は被害の程度に応じて3年から6年、貸付利率は0.90%以内となっていますが、これは基準金利3.25%のうち、県と市町村が2.35%分を負担し、貸付利率を0.90%まで引き下げるものだとしています。融資枠は1.5億円で、貸付期間は来年3月31日までです。

詳細は県や市町村の窓口で相談を受付けるとしています。