■現職に3人が挑む形が濃厚

県選挙区では、無所属の現職・芳賀道也さんに対し、自民党の新人・大内理加さん、共産党の新人・三井寺修さん、参政党の新人・佐藤友昭さんの3人が挑む形が濃厚です。

前回、野党共闘で挑んだ芳賀さんですが、今回、共産党は独自候補を擁立しています。

山形大学 芦谷圭祐 講師「共産党が候補を擁立したことによって、前回芳賀さんに投票した有権者の票がそちらに流れて、自民党が利する可能性というのは考えられる。しかし、参政党も候補者を擁立したことで、保守系の票も分散する可能性があるため、単純に前回や前々回と比較して芳賀さんが苦戦すると考えることもできないと考える」

公示日が近づく中、各陣営は街頭演説を中心に物価高対策や税金の在り方などについて訴えています。

候補者の訴えに耳を傾ける時、芦谷さんは参院選ならではのポイントがあると強調します。

山形大学 芦谷圭祐講師「参議院議員は一度選んでしまうと6年間変えることができません。たとえば、少子化対策や社会保障の問題、安全保障などは、数年後も引き続き重要。こうしたテーマにも注目しておくことで、後悔の少ない選択になると思う」