かかしが「地域の輪」に…「夫婦の会話」もかかしの話題
村岡雄一さん(親睦会メンバー)
「いろんな話をしながら『もっときれいにしたらいい』とか『私だったらもう少しかっこよくする』とかいろんな話をしながら作ったりします。夫婦の会話、そして地域の輪というものに非常に貢献しているんじゃないかと」
東海林勝見(とうかいりん・かつみ)さんの家では妻のとし子さんが制作した浦島太郎のかかしが出迎えてくれました。浴衣や漬物のカメなど家にあるものを使って表現しています。

東海林勝見さん
「(奥さんは)昨年の終わった時点から来年のことを考えているんだね。かなり一生懸命、夜も着物を作ったりやっているんだな。かかしの会の人が一生懸命に指導してやってくれるので、気持ちが引き込まれ、作ってるんじゃないの、みんな」
「何か月も立ちっぱなし…」地区の祭りの名前は「ありがとう かかしくん!!感謝祭」

10月9日には西原(にしはら)公民館の広場に83体のかかしがずらりと集まり、大勢の住民が参加してイベントが開かれました。

西原地区親睦会(花いっぱいの会)
溝越正廣会長
「せっかく何か月も立ちっぱなしということで、かかしさんたちにも感謝の気持ちを表すため、全員集合ということでここでイベントをやっている」
その名も「ありがとうかかしくん!!感謝祭」です。

訪れた人(宮城から)
「すごい。 娘が作ってみたいと言っていたので、今度挑戦したいと思いました」
かかしを制作した人
「いいね! 孫のスタイル。 仲居さんしてる」
地元の人
「作る人と似てくるね これ!」
感謝祭では輪投げ大会のほか、かかしの展示会場でグランドゴルフ大会も行われました。

かかしに見守られながら、参加者は笑顔でプレーを楽しんでいました。