10月22日に山形県長井市で開かれる山形県高校駅伝。優勝校は夢の舞台・都大路に歩みを進めます。女子の注目チームとランナーを取材しました。

山形城北

去年の大会では3位に終わった強豪・山形城北。              
今年はその悔しさを知る3年生中心のチームで30回目の優勝を目指します。   

山形城北3年 渡部莉奈 主将
「(去年は)自分の体調も悪く その結果がチームに影響を与えてしまった部分がある
今年はベストコンディションで最後まで粘り強い走りが出来ればと思います」

キャプテンはおととし、全国大会を走った経験を持つ渡部莉奈(わたなべ・りな)です。                      
去年の県大会では5区を走り区間5位という結果に。
苦しい経験をバネに、今年は強い気持ちでチームを引っ張ります。

山形城北3年 渡部莉奈 主将
「私は気持ちが大事だと思っているので
気持ちを大事にして大会でも自分らしい走りをして最後まで戦えれば」

キャプテンと共にチームを引っ張るのは                   
持ちタイム チーム内トップの実力を持つエース 3年の森谷乙葉(もりや・おとは)です。

去年は1区を走りましたが無念の区間3位。
今年はスタミナ強化に取り組み、ラストスパートに磨きをかけました。

山形城北3年 森谷乙葉 選手
「去年は1区を走らせていただいてチームに良い流れを作れずに3位という順位で渡してしまってすごく悔しい結果だったので今年はどの区間を任されてもしっかり自分で良い流れを作れるように頑張りたい」

さらに今年、急成長した2年生も。スピードが持ち味の小松めい(こまつ・めい)です。                             
今年は県高校新人陸上3000メートル第3位、東北高校新人陸上2000メートル障害で優勝するなど県でも屈指のスピードランナーに成長しました。

山形城北2年 小松めい 選手
「去年先輩方が悔しい姿を間近で見ていたので去年思ったことは、自分が来年走るんだという強い気持ちがあったので特に夏の合宿の時とかは先輩の練習に食らいついて毎日努力してきた。
自分の任された区間を一生懸命全力で走って区間賞を取れるように頑張りたいです」

去年の経験から例年以上の成長を見せた山形城北。
女王の座奪還を目指す彼女たちから目が離せません。                  

山形城北3年 森谷乙葉 選手
「しっかり城北のみんなが今の自分たちの力を全部出し切れば優勝できると思うので
今までお世話になった先生方や保護者の方々など応援して下さる皆さんにしっかり感謝の気持ちを走りで伝えたい」

酒田南

酒田南 阿部亮監督
「力があるなと、そういうチームに仕上がってきました。常に優勝を狙っていますが、いまだ優勝したことありません。何としても、この悲願をなしとげたいと思っております」

おととし、去年と、2年連続の2位。悲願の初優勝を目指す、酒田南。

今年は、去年の悔しい思いを持つメンバー4人が残っています。

酒田南3年 佐藤未夢主将
「今月からみんな調子も上がってきて、その全体の雰囲気も良くなってきてるので絶対優勝できると思います」

キャプテンは、3年の佐藤未夢。
安定感のある走りとラストスパートが持ち味。

酒田南3年 佐藤未夢 主将
「私たちの代で、必ず都大路に行けるようがんばりたいです」

去年アンカーを任された副キャプテンの野澤七美。

酒田南3年 野澤七美 選手
「正直駅伝に間に合わないと思ったんで引退しようかなって考えてたんですけど」

実は今年、大腿骨や、足の甲を骨折し走れない時期がありました。
それでも仲間がいたから、諦めなかったそうです。

酒田南3年 野澤七美 選手
「チームのみんながいたので乗り越えることができました。諦めなければ怪我もなおるし、タイムも結果もついてくると思うんで、気持ちで負けないで諦めない」

復帰後、ひと月に700キロ走り込んだという野澤。
大好きな仲間と一緒に、去年の悔しさを晴らします。

酒田南3年 野澤七美 選手
「この駅伝にかける思いっていうのも強くて、今年は絶対に優勝して
 都大路に行けるようにがんばりたいと思います。」

狙うは、優勝!チームの息もぴったりです!

東海大山形


去年、4年ぶり2回目の優勝を果たした東海大山形女子チーム。

東海大山形 女子 小俣富一 監督
「(今年は)2年生を中心としたまとまりのあるチームに仕上がった」

若いチームを引っ張るのは、2年生でキャプテンの菱沼ななみ(ひしぬまななみ)。
県高校新人3000メートルで2位に入るなど、実力は県トップクラス!

東海大山形2年 菱沼ななみ 主将
「個人個人の競技でしっかり結果を残せるようにしてきたので全体の力もついてきていると思う」

2年生の高橋穂乃香(たかはしほのか)は県高校新人3000メートルで4位に入った注目ランナー。

東海大山形2年 高橋穂乃香 選手
「去年はエントリーはされたが走れず悔しい思いをしたので(今年は)区間賞をとる走りがしたい」

そして県高校新人2000メートル障害で優勝した芦野志帆(あしのしほ)も成長株。

東海大山形2年 芦野志帆 選手
「(去年は)私もこんな風になりたいと憧れを持っていた一生懸命走りたい」

主力の多くが2年生ですが、手ごたえありです。

東海大山形 女子チーム
小俣富一 監督
「それぞれのコースの特徴をつかんだ走りができるのではないかと楽しみ」

(インタ12秒)
菱沼ななみ 主将(2年)
「先輩たちが作ってくれた歴史を自分たちがつないでいくという思いで頑張って来た。
全員で優勝を勝ち取りたい」

フレッシュな力で都大路へ!
東海大山形が旋風を巻き起こします!

山形県高校駅伝は10月22日に開催されます。