■検察は「あえて性交を選ばせていた」と非難

2回目の公判のきょう、傍聴席には、前回証人尋問で法廷に立った男の妻の姿がありました。

そして、検察の論告が始まりました。

検察は「実父という立場を利用し、悪質性が高い。被害者の性的知識の未熟さを利用し、(約束を守れないことの)引き合いとして、罰として、あえて被害者に性交を選ばせるようにしむけていたことは、非常に卑劣」などと、厳しく非難しました。

また、今後の男の生活について「同居をせまる可能性が高いことから、再犯の可能性が高く、再犯防止のためにも長期間の矯正期間が必要である」などとして、懲役8年を求刑しました。