山形県内各地で雪が降り続く中、去年7月の大雨で地区全体が浸水した戸沢村の蔵岡地区では、住民が大雨被害から初めての冬を迎えています。

深田倫弘 記者「戸沢村蔵岡地区です。雪は私の膝下30センチほどまで積もっています。こちらの地区では、ご覧のように家の前に手つかずの雪がたくさん残っている住宅も多く見受けられました。一方で雪かきに汗を流す住民の姿も見られます」

蔵岡地区の人「こんなに降ったのは初めて。(Q雪かきされていないお宅を見るとどうですか?)人が入っていないからね。住んでないからね。普通ですと出てきて雪かきするんですよ。でもこんな状態ですから」

蔵岡地区は去年7月の大雨により69世帯の住宅が浸水し、現在は多くの住民が仮設住宅や村外で暮らしています。

例年とは違う光景に、地区に残る住民は。

蔵岡地区の人「(除雪機)機械みんなやられた。なおせば買うくらいお金かかる。普通だったら世間話して、またやるかくらいの気持ちやっていたけれど今は誰もいないからね」

あの大雨被害から初めて迎えた冬。地区住民たちは雪かき作業に追われています。