すると裁判官が「間違っていたらすみません」こう添えた上で話し出す。

「裁判を通して、なぜ罪を犯したのか十分に答えられていないように感じた」

裁判官がこのように話すのは異例だ。

さらに「罪から目をそむけている、見ないようにしている印象を受けた」と続けた。

そして最後に、裁判官としての思いを口にした。