「許せんな」そんなコメントがあふれた。
4月9日、山形県の山形地裁で行われた裁判に全国の注目が集まった。75歳の男が、入院中にリハビリを担当していた23歳の理学療法士の女性にわいせつな行為をしたとされるものだ。

この記事をネット上に掲載したところ、怒りのコメントとともに、様々な反響があった。
中でも特に注目したいのが、現役の医療関係者などがアップしたと思われるコメントだった。
「以前看護師の方が、患者さんからセクハラを受ける度に心がしんでいくって話していた」
「みんながいるホールでセクハラがあり、上司もその場にいるのに利用者に注意できず、私たちが我慢しています」
「その人をよくしようと一生懸命にやっていたはずなのに。そんな奴ばっかじゃないと言いたいが」

セクハラやわいせつ事案は、入院患者や施設利用者が被害に遭うケースが時たま報道されるが、実は逆も多いのではないか。
そこで県内の関係者に取材を試みたところ、話だけならという条件でいくつかの声が聞けた。