なぜ東北や北海道では「春一番」が発表されない?同じ気象条件になってもニーズが…

仙台管区気象台天気相談所にきくと、東北や北海道でもこの時期に、こうした気象条件になることはあるということですが、南風が吹いた後は再び寒気が流れ込み、雪が降るなど、冬の寒さとなることが多いということです。

通常、北海道、東北では立春の頃は最も寒い時期で、3月に入ってからもまだ「冬」の天気が多く続きます。

そのため「春一番」の条件に合っても、この時期は「冬」の印象が強く「春一番が吹いたという情報のニーズがなかった」ということです。

ちなみに、沖縄も「春一番」は発表されません。

沖縄は、東北や北海道とは逆に、この時期はすでに暖かいため「情報のニーズがない」ということです。

きょうの山形県は山形で最高気温が17.8度となり、2月の観測史上最高の気温となっています。

関東で「春一番が吹いた」という発表も相まって、まさに春を感じる天気ですが、明日は山形で最高気温が5度の予想。きょうよりも最高気温が10度以上下がり、雪も予想されています。
まだまだ季節の移り変わりの最中にあるようです。