「緊急放流」とは、ダムが貯水量の限界を超えて崩壊したり、制御が効かなくなる最悪の事態を避けるため、上流から流れてくる水とほぼ同じ量の水を下流へと流す緊急的な操作です。

緊急放流の際は、管理事務所が実施30分前に川の周囲に設置されたサイレンで下流住民に連絡することなっていましたが、2023年6月豪雨では午後4時20分の緊張放流と、サイレンを鳴らすのが同時になってしまいました。
白岩川の下流域の住民に取材すると。
高齢女性:
「今から放流しますって、家に帰ってきて、そのときは何ともなかったんだけど…30分ほど経ってから(水が)どーっときて…」
記者:
「避難しないといけないことは知っていた?」
高齢女性:
「そういうのは知らなかった。消防の人が(救助に)来てようやくわかった。それまで全然気が付かなった」
記者:
「避難してくださいっていう無線の呼びかけは?」
高齢女性:
「入ったかどうか知らないけど、頭が動転しているからわからない。聞いていない。言っていたかもしれないけど覚えていない」

緊張放流とサイレンがほぼ同時になってしまったことに加え、サイレンや音声アナウンスが住民たちにしっかり聞こえていたのか、課題が浮き彫りとなっていました。








