歯科医院で親知らずを「早めに抜いておいたほうがいい」と言われた経験のある人も多いのではないでしょうか?実は抜かないで入院までして命の危険にさらされるケースもある一方、抜いたために口の神経が麻痺するケースもあるんです。抜くべきか、抜かないべきか。判断の分かれ目とは?
親知らずとは上下左右の一番奥に生えてくる歯で第3大臼歯とも言われています。

現代人は昔の人と比べてあごが小さくなっているため、親知らずが正常に生えてこない人が増えているといいます。

日本赤十字病院 歯科口腔外科 石戸克尚医師:「進化の過程とか食生活とかいろいろな要素があると思う。(昔の人と)発達の度合いがかわってきています」

ではその親知らず、抜く必要があるのでしょうか?
日本赤十字病院 歯科口腔外科 石戸克尚医師:「痛みとか腫れとか虫歯があるとか、症状がある患者さんに関しては抜歯をおすすめしています。一回でも出た患者さんは二回三回繰り返されることが多い、年齢が若いほど生きていく期間が長いので繰り返すリスクが高いです」
