「民間の同行者は差額を個別で支払い」
高岡市によりますと訪問団に参加する高岡商工会議所の会頭と国際交流センターの会長はビジネスクラスを利用しますが旅費の3分の1にあたるおよそ60万円を個別で支払うということです。
問題の舞台となっている高岡市は新幹線整備を巡る過度な投資などがかさみ、2017年に40億円の財源不足が発覚。
構造的な歳出超過を5年間で解消する『財政健全化緊急プログラム』を作成し大型事業を次々と凍結。
さらに市民に親しまれていた移動図書館やコミュニティーバスを廃止するなど様々な市民サービスを切り詰めてきました。
コミュニティーバスの利用者は…
高岡市民:「私、医者通いしているもので足と腰が都合悪くて通っているのになくなったら都合悪いですね。年寄いじめの感じがしますけど」
市民の不満が高まる中、おととしの市長選。
「角田ゆうき当選、万歳!」
「市民目線」の財政再建などを打ち出し、角田市長が初当選を果たしました。
角田市長:「皆さんが誇りに思う、そんな高岡市に一日一日着実に、前へ前へと進めていくことをここにおられるすべての方にお誓いを申し上げます」
去年2月、歳出超過を解消する見込みがたったとして一年前倒しで『財政健全化緊急プログラム』の終了を発表。
角田市長:「これまでご理解、ご協力いただきました市民の皆様には改めて心から感謝を申し上げるととも新しい高岡をともに作っていただきたい。そのお願いも込めて財政健全化緊急プログラムを前倒しで終了させていただければと思います」