激辛カレーで「アニサキス」を撃退できるのか体験
また記者の1人も5年ほど前、アニサキスに苦しめられました。サーモンでカルパッチョを作って食べた数時間後、寝ている間に胃に刺さるような痛みを感じたといいます。
記者:「胃がしめつけられるようなギューッという痛みが何度も繰り返されるんです。その度に“
うーっ”とうめいて、とても寝ていられません。インターネットで調べたら4,5日耐えればアニサキスが死ぬと書いてあったので、胃カメラをのむのは嫌いなのでなんとか耐えてやろうと思ってあれこれ試してみました。まずは激辛のカレーを食べたら、アニサキスもしびれたのか痛みが消えたんです。しかし、数時間後にまた激痛が再発しました。そのほかにも熱湯を我慢して何度か飲んでみたら、少し痛みがやわらいだように思ったのですが、しばらくしてまた痛みが襲ってきました。結局、3日目に断念して病院で胃カメラをのみました。“3匹もいましたよ”とにこやかに話した看護師さんの顔が忘れられません」
サンマを調理や保管する場合には、アニサキス対策に注意が必要です。
富山県厚生部生活衛生課 藤岡俊太郎主任:「生鮮魚介類に寄生した寄生虫による食中毒が増えています。家庭で食べるときは加熱して調理する。生で食べる場合もマイナス20℃で一定時間冷凍したものであればアニサキスが不活化する」
加熱するか、マイナス20度で冷凍すれば大丈夫だと言います。行楽シーズンに入り、バーベキューや祭りなど野外での食事が増えるこの時期、富山県は徹底した消毒や食材の管理を行い、食中毒対策をとるよう呼びかけています。