コロナが5類に移行し、かつての日常を取り戻す動きが進んでいます。富山市のある町内会では、地域の集会所に図書コーナーを設置しました。自治会や町内会離れが進む中で、住民たちの交流の場を目指しますが、果たして…。
富山市田中町にある田中町文化会館。どこにでもある地域の集会所です。

4月下旬、集会所の一角に小さな図書コーナーが設けられました。町内の各家庭で不要になった本を持ち寄り、これまでに約500冊が集まりました。呼びかけたのは、田中町連合町内会長の川島邦和さん(72)。中を案内してもらいました。


田中町連合町内会長 川島邦和さん:
「まんが、推理小説、普通の小説、元気の出る本、ビジネス本、偉人の本、介護、そのほか趣味的なものがちらほら…。貸し出しは3冊までで基本は2週間、本の寄贈は大歓迎です。もっと利用してもらいたいけど、町民への知名度はいまひとつ。でも、あせってはいませんよ」

