2日夜、富山県南砺市福野地域の伝統行事「福野夜高祭」が4年ぶりにコロナ前の形で開催され町は熱気に包まれました。行燈を壊しあう「引き合い」では激しさのあまり一時中断のトラブルもありましたがその勇ましさは健在でした。

町に勢ぞろいした色鮮やかな行燈の数々…。

2日夕方、富山県南砺市福野地域の「福野夜高祭」が、4年ぶりに観光客を受け入れて開かれました。

コロナ禍の去年は規模をおさえ、地元住民だけで行われましたが今年は出店も復活し、コロナ前の賑わいが町に戻ってきました。

福野夜高祭は370年以上前から続く歴史ある祭りで「ヨイヤサ」の掛け声とともに7つの町の大中小あわせて20の行燈が町を練り歩きます。

記者:「4年ぶりにいつもの形のお祭りということですが、いかがですか?」

城端から来た親子:「すごい、人がいっぱいおって楽しいですよね」

親子:「でっかい車とちっちゃい車がおって、全部楽しいです」

イギリス出身で富山市在住の男性:「みんないきいきという感じですね。本当にいい感じです。楽しかったです。めちゃくちゃ楽しかったです」

久しぶりの賑わいに南砺市の田中市長も…。

田中幹夫市長:「もうはちきれたようにみんなが集まってくるような感じがしますよね。やっぱり祭りってみんな待っているんだよね」「いろいろなお客さんと一緒にあったり、いろんな人とよかったよかった。天気もいいしって言われるのがうれしくて」「もう飲む量をセーブしながら…」

祭りの最大の見せ場は各町の若連中が激しく行燈を壊しあう「引き合い」。

「けんか」とも呼ばれていて大行燈(おおあんどん)がすれ違う通り沿いの店の前には、この日のために木の板が張られ街灯も道の外側に向けられていました。

竹内ジーナ記者:「現在の時刻は午後11時30分です。いま、けんか引き合いがはじまりました。すごい迫力です」

祭のために2か月間かけて作ったという大行燈(おおあんどん)ですが、より派手な「引き合い」ほど神様が喜び、良い年になるとされていて掛け声とともに激しく、勇ましく壊しあいます。

竹内ジーナ記者:「蹴って蹴って蹴りまくる若連中、すごく激しいです」「ほかの行燈に乗り移る若連中もいます」

終盤には勇ましさのあまり…。

「キャー!」

竹内記者:「倒れてしまいました…。大丈夫ですかね…」

支柱が折れて大行燈が倒れてしまう事態も。

一時、中断となるアクシデントはありましたが幸いけが人はいなかったということです。

行燈が倒れてきたお店の従業員は…。

記者:「活気はありましたよね…」
従業員:「いいんじゃないですかね。盛り上がって今年は久々だったんでよかったんじゃないかなと思います」

記者:「こういうことも想定内というか?」
従業員:「そうですね祭りなんで」

若連中の血気盛んな「引き合い」で盛り上がりをみせた福野夜高祭。コロナ禍を経ても福野の町に根付く勇ましさは健在でした。