富山県の施設から高齢者が相次いで“消えて”います。施設に預けたはずが、遺体となって戻ってきた父親…実は施設から5回も行方不明になった末の悲劇でした。両親や祖父母を施設に預けざるを得ない人たちも多いはずです。行方不明をなくすため、8割が認知症の高齢者だという施設が取った対策とは…。

片口さんの次女:「私がしたいと思ったことは、背中を押してくれる父です」

高齢者施設に預けたはずが、父親は遺体で見つかりました。亡くなったのは富山市の片口重明さん87歳。

片口さんの次女:「本当に申し訳ない気持ち。とにかくごめんねしか言えなくて」

片口さんに異変が起きたのは、先月14日のことです。入居していた高齢者施設から片口さんが行方不明になったのです。