なぜ行方不明に、洗濯室のドアから…

その直後、私たちは富山市にある住宅型有料老人ホームを訪ねました。
記者:「高齢者の行方不明の取材をしておりましてお話をお伺いさせていただけないかと…」

施設の職員が取材に応じました。片口さんは職員用の洗濯室のドアから外に出たといいます。
施設の職員:「この戸ですね。これが普通に開いていて。従業員が基本的に入って利用者は基本的に入らないところですね」

職員と家族が探しましたが、4日後、施設から20キロも離れた上市町の空き家の敷地で遺体で見つかりました。片口さんはここまで歩いていったとみられています。

片口さんの次女:「とにかく見つかったっていうよかったっていう…本当にすごいきれいな状態で。私たちと同じ肌の色してたんですよ」
片口さんは認知症でした。