22日夕方、富山県高岡市のフィットネスクラブのプールで、スイミングスクールに参加していた5歳の男の子がプールの底に沈んでいる状態で見つかり、病院に運ばれましたが死亡が確認されました。23日施設側が取材に応じ「溺れるとは思っていなかった」と監視態勢が不十分だったことを明らかにしました。

亡くなったのは富山県高岡市和田の保育園児、笠谷拓杜(かさや・ひろと)ちゃん、5歳です。

22日午後4時50分ごろ、高岡市木津の「オーパスフィットネスクラブ高岡」で、スイミングスクールに参加していた児童が、プールの底に沈んでいる拓杜ちゃんを発見。その場にいた別の児童の保護者によって拓杜ちゃんは引き揚げられましたが、心肺停止の状態で病院に搬送され、およそ1時間20分後に死亡が確認されました。

拓杜ちゃんの体に目立った外傷はありませんでした。警察は23日以降、司法解剖を行って死因を調べるほか、業務上過失致死の疑いを視野に調べることにしています。