“戦争の否定“としての「令和」を語る

富山に通うことで雪を実感し、川端康成の「雪国」をはじめ作品の感じ方も深まったといいます。

中西館長といえばー。

万葉集が出典となった元号、「令和」の考案者だと言われていますが、元号発表直後は…。

中西進館長:
「みなさんこれを知りたいんだろうとは思いますけれども…私ではないのですよ」

ずっと考案者であると明言を避けてきましたが、退任を前にあらためて「令和」という元号をどう考えるか聞きました。

中西進館長:
「『令』というのは『うるわしい』というふうに日本語にあてるんだろうと。これは中西の意見ですけども。ひとつひとつ整った乱れていない破綻のない、はちゃめちゃじゃない。そういうものが『うるわしい』。『和』というものはそういうもんですよ、ちょっとでも破れ目があったら、戦争になるわけです、争うわけです。和というのは合わせるわけですから、戦争の否定なんですよね」