この土曜・日曜の2日間限定で魚津市で、日本一に輝いたハンバーガーがお目見えしました。魚津出身の女性が考案した日本一のハンバーガーに大行列です。
3月4日、富山県魚津市の「ホテルグランミラージュ」のレストランでは午前10時の開店前から長蛇の列が。
並んでいる人:「(Q:きょう何時から並ばれているんですか?)8時半です」
並んでいる人:「あの札を見て、そんなに待たなきゃいけないんだなってびっくりしました」
並んでいる人:「胸高鳴ってますフハハハハ」
お客さんのお目当ては…。
「JAPAN BURGER CHANPIONSHIP」で見事、優勝した、日本一おいしいハンバーガーなんです。
このハンバーガーを作っているのは、魚津市出身の扇谷厚子さん。富山市や東京など全国で10店舗展開しているハンバーガー専門店「ショーグンバーガー」で商品開発を手がけています。
去年7月に初めて開催された「JAPAN BURGER CHANPIONSHIP」。予選と決勝のハンバーガーはいずれも扇谷さんが考案しました。初代チャンピオンに輝いたハンバーガーとは…。
ショーグンバーガー 扇谷厚子さん:「和牛って何の食事が一番合うかなって考えたらすき焼きが一番おいしいかなって」
考案したのは「すき焼きバーガー」。
具材は、すき焼きには欠かせないネギと春菊の…天ぷら?
扇谷さん:
「すき焼きに入っている具材をまずは全部最初入れてみて、すき焼きのお肉を入れてみたりとかいろんな事をしたんですけど、すき焼き感はあってもハンバーガーチックがなくなってしまったりとか、これだったらすき焼きで食べたほうがおいしいんじゃないだったりとか、いろんなことをやってみた結果です」
試行錯誤の末、完成した「すき焼きバーガー」が今回初めて、富山でお披露目されました。
店員:「お待たせしました。すき焼きバーガーです」
男性:「え、どう食べるこれ」
女性:「めっちゃおいしいです」
男性:「めっちゃおいしいです。最高」
私もいただきました。
小西鼓子アナウンサー:
「おいしい。肉肉しいこのお肉のうまみ。肉汁がぶわーっとあふれてきます」
一つ一つ脂の量の違う肉を鉄板で強く押しつぶして焼くスマッシュという調理法でパティの味を均一化。肉のうまみと脂を閉じ込めます。さらに卵とすき焼きの割り下をかけるとまた違った表情を見せてくれます。
小西アナ:「すき焼きだ!すき焼きの時の、お肉にたっぷりと卵を絡める感じ。このハンバーガーにはあいますね」
一方こちらも日本一に輝いたもうひとつのメニュー、燻製した野菜に、たっぷりのチーズ。そしてオクラをふんだんに使った、「オクラのダブルチーズバーガー」
思わず両方注文した人も…。
お客さん:「(ひとつに)しぼれなかった。うますぎる。次元が一個アップした感じ」
すき焼きバーガー、オクラダブルチーズバーガーともにひとつ2800円とかなりの値は張りますが、初日はわずか1時間で150個が完売しました。
扇谷さん:「何年ぶりだろうっていうお客様にも会えて、同級生だったりとか会えたりして。ありがたいなと思っています」「富山でオープンして良かったな、作りつづけていて良かったなって思いました」
常識にとらわれない扇谷さんのハンバーガー。これからも多くの人を魅了し続けます。
去年11月に行なわれた世界大会では、30組中6位という結果でした。今年も、シードで出場することが決まっていて、現在、新たな商品開発を行なっているということでした。どんなバーガーが誕生するのか、どんな結果になるのか楽しみですね。