誰でも利用できる地域の図書館。コロナ禍の影響で図書館を訪れる人が減っていく一方、非接触型の新サービスや新たな取り組みに挑む図書館もあります。子どもたちの好奇心はぐくむ公共施設となりうるのか、図書館のサービスに注目します。
富山県入善町の主婦 大沼真弓さん:「これは以前読んでいた紙の書籍なんですけど(記者:わーすごい、カーテンの下全部本ですね)」

入善町に住む主婦、大沼真弓(おおぬま・まゆみ)さん。中学生と小学生の2人の子育てに忙しい毎日です。
小さな頃から“本の虫”だったといい、本棚には読み終えたコミックや小説が整然と並べられています。
しかし、こんな悩みが…。
大沼真弓さん:「どんどん増えてしまうので定期的に処分せざるを得なかったり、整理しないといけないんです」

そんな大沼さん、悩みを解消してくれる、あるサービスを利用しています。スマートフォンやパソコンで読書を楽しめる「電子図書館」です。
大沼真弓さん:「これだとクリックでパパッと読んで、ちょっと合わないなと思ったらポンとクリックすれば返せるので、敷居が低いかなとは思います」「子どもの習い事の待ち時間とかあと夜家で読むのが多いかな」

サービスを提供しているのは、入善町立図書館です。

入善町立図書館 司書 扇原有希子さん:「インターネット環境があれば、いつでもどこでも365日天候にも左右されず本の貸し出し、返却閲覧ができるサービスです」

電子図書館サービスは、入善町民か入善町に通勤、通学している人が利用できます。

利用方法は簡単です。借りたい本を選び、事前に登録した図書カードの番号を入力。「借りる」をクリックするだけでOK。これでスマホやパソコンで読書ができます。
借りたあと2週間経過すれば、自動で返却(非表示)となります。