スマホの長時間使用には注意が必要…
川合記者は左目の症状が進行していました。特に右上の部分は数値がゼロになっていて、全く見えていないことを意味します。

失った視野は元には戻らず、点眼で症状の進行を抑えるしかありません。

症状が進んだ理由について永田院長は、点眼を怠っていたことに加え、近眼や眼精疲労が重なったのではないかと指摘します。

永田裕子院長:「近眼は(緑内障の)リスクの一つですから。眼精疲労は、パソコンはもちろん、パソコン・スマホをやっているとドライアイが引き起こされて。ドライアイになると、眼精疲労が早く起こるので、いま暖房が入っている時期なので、それもあって。まずはドライアイ対策(が大切)」

特にスマホの長時間使用については注意する必要があると、日本眼科学会指導医でもある富山大学附属病院の林篤志(はやし・あつし)病院長は指摘します。

富山大学附属病院 林篤志病院長:「スマホについてはこう、必ずうつむき加減で使いますよね。うつむいている姿勢が長時間続くと眼圧が高めになってしまうんですよ。こう、首がしっかり曲がっているぐらいの角度だと思いますね。これぐらいかなやっぱり…」
“スマホ姿勢”が長時間続くと、首に負荷がかかり、頭に血が流れにくくなることなどで、眼圧が高まります。そのため、視神経が圧迫され、緑内障を引き起こす可能性があるといいます。
