他の人とは違うことに気付いた中学生の頃…

そして母校である富山市、西部中学校を訪れました。

インフルエンサー 花上惇さん:「あ、懐かしい。誰々がかわいいとか、誰々と誰々が付き合ってるらしいよとか、そういう中学生っぽい会話をここでしてた」

小学校高学年の頃、自分が他の人とは違うことに気付き、この中学校で多感な時期を過ごしました。

当時は今ほど性的マイノリティに対する世間の理解が広がっておらず、悩み、傷つくことも多かったといいます。

花上惇さん:「オカマオカマって、からかわれたりとか」「女子と一緒にいても何か違うし…。男子といても何か違うし、私って何なんだろう。どこにもなじめないような気がしていて」

性的マイノリティに向けられた心無い言葉。しかし、その苦い体験が今の花上さんを作った原点だったと振り返ります。

花上惇さん:「元からすごく陽キャラでハッピーで誰とでもすごく仲良くできて悩みとかあんまりありませんみたいな人だったら、悩んでる人の気持ちがわからなかったりすると思うので。その点私はすごくネガティブ出身なので、そういう悩んでる方の気持ちがわかったり、そういう方に寄り添えたり、そういう方が今必要とする言葉をそのときに言えたり、するのかなと思います。それが今につながってるのかなと思います」