娘と孫も加わり「3世代の語り部」で注目…
母 西田亜希代さん
「父の体験談と父の思い、伝えたいことを私と娘が引き継いでお話させていただきたいと思います」
亜希代さんの父・佐藤進さんが富山大空襲を体験したのは10歳の時です。

1945年8月2日未明、アメリカ軍は、富山市の中心部に50万発以上の焼夷弾を投下。街は焼き尽くされておよそ3千人が犠牲となりました。

この空襲を生き延びた佐藤さんは、語り部として2万人以上に体験を伝え、娘と孫も加わって「3世代の語り部」として注目を集めました。

しかし、佐藤進さんは、去年11月、帰らぬ人となりました。
西田七虹さん(佐藤さんの孫)
「『川に飛び込め』という声を聞いて、おじいちゃんはお兄さんとともに川に飛び込みました。その時に妹が腰を抜かしてしまって、動けなくなってしまったんです」
佐藤さんの母が妹を抱えて川に飛び込んできて、その瞬間、近くの田んぼで焼夷弾が火を噴いたといいます。

西田七虹さん(佐藤さんの孫)
「ちょっとでもタイミングがずれていたら、お母さんと妹は死んでいたかもしれない。もしそうなっていたら、『なんで自分は先に逃げたんだろう』って一生後悔するところだったっていうのをずっと教えてくれていました」

七虹さんは、祖父の心に80年間残り続けた思いを伝え続けています。










