遺族は…「父がいたこと感じられる」

長良の乗組員で上市町出身の種口要二さん。自宅のそばに家族が建てた慰霊碑があります。

82年前の8月7日は、軍艦「長良」が沈没した日です。長男の泰生さんは、遠い海にいる父を思い手を合わせました。

父が亡くなって82年、父が眠る「長良」の姿を見ることができました。

種口泰生さん:
「帆柱みたいなもの横たわっとるし、船の形はわかるね」

泰生さんは、父は「長良」で「砲弾の仕事」をしていたと聞かされてきました。

種口泰生さん:
「これこれこれ、父がおった場所じゃないかなと思うけどね。残酷な長良の姿ですけど、父を思い出すには一番いい。父がおったんだなということを感じますね。(潜水調査は)大変だったと思うけどね、本当にありがたい」

82年の時を経て、潜水調査が捉えた軍艦「長良」。海底に残された戦禍の記憶は、平和への願いとともに次の世代へと語り継がれていきます。

【追記】8月7日に熊本県天草市で予定されていた慰霊祭は、熊本地震の影響などで延期となったということです。潜水調査を行った伊左治さんは、今回撮影に成功した映像や写真を遺族の方に提供するとともに、長良の歴史の1ページに加えて語り継いでいってほしいと話していました。