入善ジャンボ西瓜を未来へ

こうした状況を改善すべく、入善町は生産者を増やすための取り組みをしています。

2011年から組合と協力し、新規生産者の事業費を補助。

2016年からは、スイカ栽培を始めようとする人に町がスイカの苗を5株提供し1株につき5000円の補助金を出す「5株チャレンジ」を実施しています。

藤田十五さん(48)
「これは明日収穫する予定のスイカです。立派なスイカになりました」藤田さんは5株チャレンジをきっかけにスイカ農家になりました。僕はチャレンジを2回し、初年度は5株、二年目は10株の苗を植えました」

2019年、組合に加入し本格的な栽培を始めました。

射水市出身の藤田さんは、結婚を機に入善町に移住しましたが――

藤田十五さん(48)
「これ言っちゃっていいのかな、僕、スイカ嫌いだったんですよ、もともと。ですが僕が入善に婿に来て、そのときに食べたジャンボスイカがすごく美味しくて。入善ジャンボは味も触感も違って、これは美味しいと」

今では入善ジャンボスイカの虜になりました。

しかし1年目には150株すべてを枯らしてしまったと言います。そのときに頼ったのが、組合長の森下さんでした。

藤田さん
「『さゆりさーん、枯らしてしもうたー』って電話したら、『まだうちにあるから持って行って』って」

森下組合長
「なんでも聞いてほしいし、私は教えられることがあればいくらでも(教えたい)。玉数を増やしてもらえることが、希望です」

生産者同士の助け合いのおかげで藤田さんは多い年で300個ほど出荷できるようになり、今では入善ジャンボ西瓜を支える立派な一員です。

藤田さん
「来年でちょうどジャンボスイカが130年を迎えるんですが、これが140年150年と続けばいいなと思っています

5株チャレンジにはこれまで13軒の農家が挑戦し、今でも4軒が栽培を続けています。