余命7か月の宣告を乗り越えて――母が繋いだ「奇跡の入学式」

3年前、母・涼子さんに「肺がん」が見つかったのです。

医師から告げられた余命は、わずか7か月。 医師からは「隼誠選手の高校入学を見届けることは難しい」と宣告されていました。

前田隼誠選手(3年) 「小さいころから、よくお母さんに勉強を教えてもらっていました。自宅のリビングのここです。こっちにお母さんが座って、こっちに僕が座っていました。その時に勉強の面白さに気づかせてもらったので、今も勉強を頑張ることができています」

分子標的薬の服用や抗がん剤治療の中、奇跡が起きます。涼子さんの「息子の高校入学の姿を見たい」という強い想いが病魔を押し戻し、隼誠選手の入学式を家族みんなで迎えることができたのです。

父・誠さん 「妻はサクラが本当に大好きで、高岡高校の入学式にみんなで写真を撮りました。闘病もつらかったですけど、無事に入学式を迎えられて、本当に満足した顔をしていましたね。自分の母校である高岡高校で、隼誠が野球をしてくれることを、実は妻が人生で一番楽しみにしていたんです」