富山県射水市でカレーを食べた客が食中毒の症状を訴えました。原因は「ウエルシュ菌」で煮込み料理に多く発生する菌でした。

県によりますと今月12日、射水市の「青山・有磯亭」で、前日の夕食でカレーを食べた宿泊客12人が食中毒の症状を訴えました。

12人は10代から70代の男性で、そのうち10人が医療機関を受診。入院した人はおらず、全員快方に向かっているということです。

原因はウエルシュ菌で、肉や魚、野菜を利用したカレーやシチューなどの煮込み料理に多く発生します。

富山県内でウエルシュ菌による食中毒の発生は2006年以来の17年ぶり。県では、前日調理を避けなるべく早く食べることや、一度に大量の食品を加熱調理したときには菌が増えやすい45℃前後の温度を長く保たないよう注意を呼びかけています。