富山の観光に期待膨らむニュースが先週末入ってきました。富山・台北の臨時便が4月から1か月間再開します。観光業界からはインバウンド需要復活の兆しと喜びの声があがっています。
西部トラベル 村田寛社長:
「台湾の旅行会社から直接連絡がありましたし、台湾に住んでいる方(日本人)からも連絡がありました。インバウンドとして富山県にお客様がお越しいただくことは富山県側にとってはすごい明るいニュース」
こう話すのは旅行会社、西部トラベルの村田寛社長です。国内外からの観光客が春に向けて増加する見込みであることから、今、富山の自然を生かしたツアー商品に力を入れています。
こうした背景には…。
富山県 新田知事:
「チャイナエアラインの台北・富山便、これの臨時便が運航されることを発表させていただきます」
4月からの1か月間で18便、台北からの旅客のみ対象ではありますが、富山空港の国際便としては、3年ぶりの運航再開です。
臨時便運航再開の決め手の一つはアルペンルートの「雪の大谷」です。雪の降らない台湾で人気があり大きな観光需要が見込まれるためです。こうした背景からお隣石川県の小松空港では4月1日から台北便の定期便の再開が決まっています。
臨時便への期待は産業観光に力を入れる県内企業でも・・・。
高岡市の鋳物メーカー「能作」。去年、台北にショールームをオープンするなどコロナ禍に入ってからは海外戦略に力を入れています。
その効果もあってか、減少していた台湾の観光客が徐々に増え始めています。
能作 能作克治 社長:
「いまどこにいても中国語が聞こえないのでそれが常になっているので寂しいなと思っていますよ。やっぱり、インフラ整備って大事でいかに簡単にきていただけるかを今後考えていかないと。その一つとして台北便が復活したのは本当にありがたい」
コロナ禍で徐々に見えてきたインバウンド需要復活の兆し。観光業界からは一日も早い国際線の正常化を望む声が挙がっています。
西部トラベル 村田寛社長:
「ちょっと残念なのは(臨時便は)台湾から来られるだけになりますけど、せっかく海外に行きたいお客さんが富山県の中でもたくさんいらっしゃいますので、富山きときと空港も充実していつもの賑わいになっていただきたい」










